なっちゃん ぽんのブログ

フィリピンにいます

言語習得における2つの現象について考えてみた


みなさんこんにちは、フィリピンに留学3ヶ月目のなっちゃんぽんです。


最近自分の他言語習得に関して思うことを書いてみました。少し長いですけどもしよかったら読んでみてください!




まずはじめに



みなさん留学をしたことはありますか?または海外旅行したことはありますか?その際現地の言葉や英語を使ってコミュニケーションとったことはありますか?


言語を学ぶのって結構根気のいる作業ですよね。そのために一番使われるのが留学だったり語学学校だと思います。




そして、

他言語習得の時って、文法をある程度学んでから現地で試してみる、または現地の語学学校などで学びながら、人間関係を築く中でスキルを上げるという方法がメジャーだと思うんです。



言語習得のために、現地の人、つまりネイティブと会話するのは避けられないし自分の語学力向上のために必要不可欠ですよね。




でも、最近、その過程で2つ避けられない現象があるんじゃないかな?少なくともわたしにはあるぞ!って思い始めました。これについて書きたいと思います。



・まず1つ目の壁  「シャイだぜジャパニーズ現象」



留学初期に巻き起こる、間違うのが怖い、間違って馬鹿にされたらどうしよう、嫌われちゃわないかな?ダメな奴って思われないかな?だから話すの怖いな…でもこれだと伸びないし…こんな自分嫌い、もうやめたい無理!!日本帰る!っていう不安と心配が起きちゃう現象


これを1つ目の現象:「シャイだぜジャパニーズ現象」だと私は思います。 


他の人はどうか分からないですけど、私にはありました。 めちゃめちゃありました

(留学した人は少なからず抱く感情らしいです。本当かはわからないけど。)



 だって普通に好かれたいし自分のことすてきだと思ってもらいたいもんね。仕方ない!

でもこれは2-3ヶ月するとだんだん慣れて来る問題だと思うんです。 環境に慣れるし、知り合いも増えて来るし、場数も踏めるし。



それは普通に克服できる場合も多いと思うのであまりここでは触れません。




最近感じるのはその先の問題で、

2つ目の現象:名付けて

『「ちょっと喋れるやつ、調子乗ってんじゃねえぞ?」と思っちゃう現象』です!!



本当に今から底意地の悪いことを書くのであまり怒らないでほしいです。ごめんなさい。




これは私が感じているだけなのかもしれないので、一個人の意見として見ていただけると嬉しいです。




詳しく説明します。




私の周りには日本語に興味を持ってくれて、かつ日本語ばりばりに喋れる方が沢山います。

その多くの方が独学だったり留学してたからちょっとわかるよ~みたいな感じです。



もちろん日本に興味持ってくれて嬉しいし、すっごい日本語話せるから安心して話せる。


でもやっぱり彼らの母語に比べたら日本語は、圧倒的に始めたてじゃないですか。

だからところどころ間違えもする。

それにアニメやドラマで興味を持ってくれてるから、すごいニッチな口癖を語尾につけたりする。



例えば、

向井理を知っていますか?じゃなくて

向井理が知っていますか?みたいな助詞の間違いがあったり



~したいなぁ

~したいかやぁ

っていう初めて聞いたぞすごいなそれ!っていう語尾だったり




ちょっと違和感感じるけど意味わかるからまぁいっか。っていうことが多々あります。


し、いちいち訂正しないです。人間関係良好にしたいし、そもそもいちいち説明するのめんどくさいし。生徒と先生じゃないしね。



加えてたまに、よくないワードをすっごい笑顔で言われて、その場の空気シラっとする、みたいなこともあります。



また相手がめちゃめちゃ喋れるが故に、相手に日本人と同じ振る舞い方を期待しちゃうみたいなこともあります。(これ本当に良くない考えだと思う、でもしてしまう)


英語で言ったら違和感ないんだけど、日本じゃ違う、日本人ぽくない!みたいな。そもそもフィリピン人だから文化背景違うのにね。



こういった

日本語喋れる外国人に、私たちネイティブと同程度の日本人らしさ、日本人の振る舞いを期待してしまう、そしてそのくせに間違いを訂正してあげない現象。


それこそが2つ目の壁:『「ちょっと喋れるやつ、調子乗ってんじゃねえぞ?」と思っちゃう現象』なのです。



そしてこれの一番よくないところは、絶対同じことを、私たち留学生も留学先のネイティブにしちゃってることを棚に上げて、

日本語を学びたがってる相手ときちんと向き合ってないことなんですよね。(あくまで私個人の話です)




拙い言葉で一生懸命話すけど、あんまり通じ合えなくてもどかしいし、相手もつまらなさそうだぞ?とか



なんか間違えたこと言ったっぽいけど、誰も間違いを教えてくれないぞ?とか



そういう経験いっぱいしてるのに。不誠実ですよね。相手に対して。



間違いをたくさんするのが語学習得には一番いいぞって言われてるけど、それってどういう間違いをしているのか理解できる、教えてもらえる環境があってこその方法なんですよね。




周りの寛容さや指摘してくれる誠実さをもらっておきながら、返さない、返せないこの怠惰さ。



結局自分の性格が悪いからなような気もしてきますが、



小さい子の相手を24時間するととてつもなく疲労するように、少なからず、

普通の会話をのぞめない相手(初対面であったり、言語のフォローをしなければいけない相手)

との関わりは疲弊するものなのではないでしょうか?(異論はみとめます)



それゆえに出てしまう不誠実さ。相手は言語を覚えたてだということを理解しているのに、めんどくさがってしまうこの現象。



これを第2の言語習得上の避けられない現象だと呼んでもいいんじゃないかなと私は思います。留学生活3ヶ月目を迎えた今、この問題を強く感じます!


ただ単に私が他人に対して寛容ではなく、人の反応に敏感すぎる自意識がやばい人間なだけかもしれません。

でもやっぱりそこも直しつつ語学のスキルも高めたいです。

寛容な人間になりたいです。

というわけで自戒の念も込めて書いてみました。



お互い教えられることは教えつつ、誠実に寛容に、周りのみんなと素敵な関係を作っていけたらなと思います。日々訓練ですね!







ここまで読んでくださってありがとうございました!ご意見ありましたらぜひお聞きしたいです。ではまた



おしまい!